ハードディスクの構造

ハードディスクドライブの基本構造はレコードプレーヤーに類似しています。
レコード盤に当たる物がディスク、針に当たる物がヘッド、およびヘッドを駆動するアーム等から成り立ちます。
アームは円盤上を1秒間に最高100回程度の速度で往復ができ、これによって円盤のどの位置に記録されたデータへも瞬時にヘッドを移動して読み取り、書き込みが可能です。
コンピュータ製品に関わる他のディスク装置は、ヘッドを円盤回転軸の中心へ垂直に走査するのに対し、ハードディスクドライブのみこの方式でない点は衝撃だったわけです。

アルミニウムやガラス等のディスクに磁性体を蒸着等の方法により塗布し、データを記録しているのでハードディスクといいます。
また、この円板部分をプラッタと呼び、プラッタの各面のことをサーフェスと呼びます。
通常、ハードディスクドライブは1枚以上のプラッタが取り付けられていて、プラッタの両面または片面に読み書きをします。
容量が同じでも、プラッタ枚数が多い方よりも少ない方が故障確率が下がる為に高性能品とされます。
ガラス製プラッタはHOYAの発明品。またディスクプラッタにガラスを使った世界初の製品は2000年にIBMから発売されたIBMDeskstarDTLA-307020です。

ハードディスクドライブには、磁性体の上にライナーと呼ばれる潤滑剤が塗布されています。
ディスク停止時には磁気ヘッドとプラッタは接触していますが(この際の磁気ヘッド位置をシッピングゾーンと呼ぶ)、このライナーの上をヘッドが滑り、回転数が上がるにつれ、プラッタ表面近傍のプラッタと共に回転する空気によってヘッドが地面効果によって極わずか浮き上がります。
このライナーが劣化すると、ヘッドが磁性面に引っかかる形で衝突し、ヘッドクラッシュという現象を起こすわけです。
一般に、このライナーの寿命がハードディスクドライブそのものの寿命とされています。
このため、密閉式のハードディスクドライブは準消耗品的な扱いを受ける場合が多いわけです。

でも近い将来消耗品ではないハードディスクはきっと生まれるはずです。


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